『female』と夏まゆみ先生2005-05-26 Thu 23:58
(一応、この映画18禁です。)
昨日は水曜日、『雌日』(レディースデイともいう)に『female』=雌という映画を観た。そもそも、何で女だけ1000円の日があんねん!と昔から怒っている私であるが、渋谷のシネアミューズという映画館は、嬉しいことに、水曜日は男女問わず1000円なのである。 『female』はそのタイトルに恥じることなく、5人の女性作家が描く5つのタイプの女のエロスの物語。女全開である。 邦画界の事件でもあったオムニバス映画『Jam Films』シリーズの最新作だ。シリーズとはいっても、『Jam Films』『Jam Films2』『Jam FilmsS』と、単純ではない進化をしている。オムニバス=短編という性質上、どうしても「えっ?」という作品や、消化しきれない作品もあったが、そのバラエティー豊かなラインアップは、邦画の新たな可能性を開いたとも言える。 最近、パソコンテレビ「GyaO」にて、『2』を観たが3本のオムニバスの中では『机上の空論』がおもしろかった。あとは『1』の『HIJIKI』も笑えた。 今回のテーマに近いのは、『1』の『Pandora-HONG KONG LEG』や、『S』の『ブラウス』ということになるだろう。 開巻早々激しい女のあえぎ声。裸の艶かしい女が折り重なる映像。 よく見るとダンサーたちで、曲に合わせてエロスを表現しているとわかる。 このシークエンスは、オープニング・中盤・エンディングと3つのパートに分かれ、この映画にメリハリを与えている。 この部分の振り付け、ダンサーのオーディションを夏先生が行っていることは、遥か以前にハロー系の情報板で見た気がするが、エンドロールまですっかり忘れていた。まさか、映画のパンフレットで先生の写真を見ることになるとは! これに関するイベントが7月に青山円形劇場にて行われるようだ。http://www.natsufun-keyhearts.co.jp/ 『桃』ハセキョー主演だが、むしろ彼女の中学時代を演じる 野村恵里の激しいSEXシーンが凄い。ハセキョーのエロスはラスト、舐めるように桃にかぶりつくシーンだろう。 『太陽のみえる場所まで』 ホストに貢いだ挙句100万の借金をし、タクシー強盗を決行した日出美(大塚ちひろ)。乗客のマチコ(石井苗子)も運転手の佳代(片桐はいり)も、それぞれの事情で借金があり、変なところで意気投合。太陽のみえるところを目指すのだが・・・どこがエロスなのか?三人で連れ○○○をするところか? 『夜の舌先』 もはや怖いものは何もない(ように見える)高岡早紀。彼女もオールドミスを演じる齢になったか・・・と妙な感慨にふけりながらも、大胆な性描写に唖然。それでも一番コミカルなのは、監督が松尾スズキだからか。 『女神のかかと』同級生なんかよりそのお母さんの方が気になる ・・・男の子なら誰でも経験あることかもしれない。・・・と思ったら、監督は女性。どうなってんの?大塚寧々のキャスティングは大成功! 『玉虫』 役名が「じじい」という時点で気がつくべきだった。監督は塚本晋也。この監督が描く世界もエロい。石田えりが無垢のような熟女を演じているが、最初は彼女じゃないみたいに見える。男に弄ばれていた「女」が最後は自分の道へ旅立つ。 ・・・ってな感じでオムニバスは楽しい。 スポンサーサイト
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・・・・・・・・2005-05-26 Thu 22:04
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