お初にお目にかかります

毎日とにかく一言・・・って言っても長いことが多いです。

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スターウォーズ祭(第5回)

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まにょんさんに教えていただいたので、自分も今日買ってきました。
1箱・24本入り=2400円は安い!しかも、うち2つしかダブリなし。
お昼に買った1本と合わせて、60分の23が揃った。こりゃコンプはすぐだな。
前に書いた通り、『Ⅲ』は新キャラクターが極端に少ないので、
シリーズ全6作より、選りすぐりのボトルキャップが登場した。

『Ⅲ』がらみでは、やはりグリーバス将軍とグリーバス(マグナ)・ガード、チューバッカの同僚、ターフルくらいかな?
ベイル・オーガナって『Ⅱ』に出てましたよね?
おなじみの顔とはいえ、初ボトルキャップ化も多く、楽しい。

あと2箱買ってコンプを目指し、コレクション・ステージを申(し込もう。
サウンド・ビッグ・キャップ?・・・いらない。
3200x8=25600円・・・・高い!
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これで、世紀をまたいだイベントもひとまず終了だな・・・・
(しみじみ)

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スターウォーズ祭の途中ですが・・・・

立て続けに2本観ました。
『オープン・ウォーター』openwaters.jpg
シチュエーションの勝利です。
もしも、足のつかない海に置き去りにされたら・・・
もしも、その海が鮫でいっぱいだったら・・・
ただひたすらそれだけです。それだけが売りなんですが、
そうなること知っていたから、そこまでの序盤は正直ダレます。
でも、いざその場に自分が居合わせたらと思うと・・・・。
泳ぎに全く自身がなく、足の付かない海が大嫌いな私には
特に嫌な映画でした。
画面がゆらゆら揺れて、こっちまで酔いそうになります。
お金はかかってないし、よく見れば一度もストレートに鮫が襲う描写はないし、
夜の部分は、雷のフラッシュ・バックで見にくいし、実はセコいです。
ラスト・・・・散々気を持たせて、鮫の腹から何が出てくるか・・・・
ひょっとして、最後の最後で・・・・何も起きなかった。拍子抜けでした。
   
      『ザ・リング2』ring2as.jpg
何かあまり評判がよくないようですが、私は楽しかったです。
さすが中田監督。最初の犠牲者の場面から始まって、何かがいそうな不吉なムードが漂っていました。
やはりVFXにはお金がかかっていて、「ここでそんな描写は必要なの?」と思える不思議なシーンが妙にリアルに描かれていました。
特殊メイクも前作に引き続き、あのリック・ベイカー。パーツを取ってみたら、夢に出てきそうなシーンは結構ありました。
難を言うなら、オリジナルストーリーにこだわった為、ちっとも「リング」じゃなくなっています。
最初の方で一人死んでから、何とビデオを焼いちゃうんです。
これはある意味、オリジナルへの挑戦?
母と子の愛で、幽霊の子と戦う話にすり替わってます。主役の二人以外は、どいつもこいつも頼りにならないから、ナオミ・ワッツが出てくると安心しちゃうんですよ。最近のホラー女優は強いですね。
最後、もう一落ち欲しかった気がします。本当のラスト。一瞬画像にビデオ画面みたいにノイズが入るんですが、意図的なのにあまり効果がなかったと思います。
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地球、熱っち過ぎです。

なっちイベントで、「ちゃんと地球を冷まさないと未来が大変!」という寸劇をやっている。
舞い上がったヲタどもが、一体どこまできちんと耳を傾けているか甚だ疑問だが、ここ数日は本当にヤバいんではないか?・・・というくらいの「熱っちぃ」毎日が続いている。
特に私は暑さに弱く、なっちには申し訳ないが、冷房はガンガンにかけないとやっていけない。(汗)

そのなっちイベントも、26日の浜松で一区切り。
当日の会場同様、なっち自身もテンションが高く、いつものカミカミに拍車がかかっていた。
会場の声に乗せられ、久々に「生かわもちくん」を披露してくれた。
照れるなっちも可愛い。8月まで、しばしの別れ。
(夏ハローがあるけどね。)
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翌27日は休暇を取り、ごっちんに会いに行った。
今回の出演者は、後藤真希以下4組以外は当日まで不明。
開場の2時間前くらいに並んだが、いつもより人が少なく感じた。
無事1階席の1桁列をゲット。4月から司会者も一新。
セットも変わった。
なぜかDJのなんたらという女が出てきて、ガンガンに曲をかけまくる。正直言ってうるさい。NHKらしく、「盛り上がる」という意味を勘違いしているとしか思えない。
前説の男が今日の出演者を紹介するが、バックストリート・ボーイズと聞いて、場内騒然。
それと知っていたら、もっと大勢の人で埋め尽くされていただろう。
ところが・・・・後藤真希の紹介は無かった。
同行者が「出ない場合もある」とか言うので、不安は加速した。
BSBもシブく、歌もよかった。NO PLANのフリで盛り上がった。
しかし、ごっちんが登場しなければ、何をしに来たのかわからない。

不明のまま第2部へと突入した。3曲目、我々サイドの左から後藤真希登場!
飛行機のタラップのような装置の階段を、一歩一歩登り、
かなり高い位置から客席を見下ろす形で、『スッピンと涙』を披露。
4列前にクソ軍団、2列前にヲタ打ち馬鹿がいて、大いに邪魔だった。
特に痛い馬鹿ヲタは、何しに来たのかわからない。
こいつさえいなければ、もっとごっちんをゆっくり観れたのに。

4月に♂が降ろされ、司会がT.M.西川に代わってから、TMヲタがキャーキャーうるさくなった。
紆余曲折はあったが、何とか1ヶ月ぶりにごっちんに会えた。
来月の放送が楽しみだ。
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後藤真希 | コメント:2 | トラックバック:0 |

スターウォーズ祭(第4回)

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今回、劇場まで自転車で向かう道中、私はジョン・ウィリアムズのスコアを口ずさんでいた。 『帝国の逆襲』の『雪の中の戦い』だ。
(危ないっすか?)
口頭で表現できる限りの音が、あとからあとから出てくる。
それだけヘビーリピートして聴いていたというのは勿論だが、音楽とシーンが明解に、印象的に結びついているからだ。
私は、ジョン・ウィリアムズの音楽の一部分を聴いても彼のものだとわかるくらいになっている。彼の音楽は特徴的であり、単純ではない。
変化に富む主題、突然のごとく現れるパーカッションとトランペットなどなど・・・
(『タワーリング・インフェルノ』のメインテーマなどを聴けば、彼の音楽の何たるかがつかめると思う。)
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残念だが、新三部作においては永遠に残る名シーンがないように思えるのと同様に、音楽に関してもスタンダードたり得るものがあまり存在しないと感じる。
実際、昨日は移動の新幹線の中で、エピソードⅢのサントラを聴いたが、印象に残ったのは『英雄たちの戦い』くらいだった。
今回はやはり、『ダースベイダーのマーチ』がメインになるのは勿論、エピソードⅣにつなげる為に、ルークとレイアのテーマまで出てくる。
ルークとレイアなんてまだ、生まれたての赤ん坊なんだから、昔の
主題に頼るなよ!パドメのテーマってないのかよ!?
(あったらゴメン。)sw3js.jpg

またマニアックな話になるが、サントラに収録されている『ダースベイダーのマーチ』や『ヨーダのテーマ』は、実はサントラではない。
主題を利用した独立した曲となっていて、劇伴となっていない。シーンから独立して、それだけで鑑賞できる楽曲となっているのだ。
(あの頃は力が入ってたよな、ジョン。ルーカス同様、歳をとったってことか。)
スターウォーズのサントラは、収録が映画のシーンの順になっていない。それどころか、別々のシーンが組み合わされて1曲になっていることも多々ある。
『帝国の逆襲』のホスの戦いも、厳密にいえば3曲の一部が合体して出来上がっている。サントラの編集者泣かせだ。私も劇中順に編集しようとして、なかなか出来なかった過去がある。

やはり映画における音楽は、作品の出来を左右するくらいに大切だ。
音楽が雄大でない為、あと一歩のところで大作と成り得なかった作品も数多く存在する。
列記とした交響楽団を採用したという点も、スターウォーズの成功の
一因であったのは、まぎれもない事実だ。やっぱり重厚感が違う。
エピソードⅢのラスト、タトゥイーンの2つの太陽の夕陽を見上げるラーズ夫妻。20年後のルークと、音楽までリンクしている名シーンとなった。
新三部作・全編を通し、オリジナルの楽曲に名曲が現れなかったのは残念でならない。

追伸:エンディングで思い出したが、建設中のデススターを眺めるダース・ベイダーの脇を横切るモフ・ターキン総督!
故・ピーター・カッシングのそっくりさん・・・というよりほとんどメイクだったが。(笑)
アレック・ギネスとともに合掌。alekkus.jpg


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スターウォーズ祭(第3回)

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アナキンがこうなって・・・
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こうした結果・・・
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こうなる話。

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スターウォーズ祭(第2回)

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新三部作は、どことどこが何で争っているのか、イマイチ判りにくい。
前作で生き延びたドゥークー伯爵と、新登場のグリーバス将軍(↑)が、パルパティーンを誘拐して・・・って、何で?
パルパティーン=ダース・シディアスなんて、地球上のほとんどの人間が知ってる。(笑)気づけよ!
まあ、それはさておき、
あんなにしぶとかったドラキュラ・・・いやドゥークー伯爵はあっさり
無残に殺されちゃう。(思えば、暗黒面へとまっしぐらのアナキンの最初の殺生。タスケン・レイダー一族をぶっ殺したのを除けば。)
代わりに頑張ってくれるのが、前述のグリーバス。
本作はメイン処の新キャラが少ないので、商品化はしにくいだろうな。
ペプシのボトルキャップなんて、60種もあってもダブリまくりだろうな。
・・・などと余計な心配してしまうのだが・・・・キャラとしては一人勝ちのグリーバス。
最初、バトルドロイドに毛が生えた程度かと思っていたら、凄く強くて、
何か心臓みたいのもある。一応エイリアンという設定だったようだ。

もっともセリフに現れない固有名詞や地名は、パンフやムックの類を見なければ絶対わからない。
あの顔が長くて、縦皺が入った奴・・・ティオン・メイドン?
覚えにくいったらありゃしない。

ジェダイ・マスターたちは、あまり面子が変わらず。
メイス・ウィンドウとキ=アディ=ムンディ以外は名前も覚えられないうちに殺されちゃう。
あとは、ヌート・ガンレイやジャージャー・ビンクスが再登場。
(ボス・ナスもいたよね?)
最も意外だったのはチューバッカ。下の写真の通り、ウーキー族の戦いがあるのは知っていたけど、まさか既にヨーダと共に戦った仲間だったとは!
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先がわかってる、制約のある展開の中でも、こういった遊びがあるのは嬉しい。ヨーダVSパルパティーンなんて、よくぞ見せ場にしてくれました!!
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そこの女!
「ヨーダかわいい!」なんて、今度言ったらムスタファーの溶岩に沈めてやる!

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スターウォーズ祭(第1回)

(例によってネタバレだらけです。開封注意!)
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私がブログというものを始めて3ヶ月。最大級の超大作=イベント・ムービーについて語る時がついにやってきた。
『スターウォーズ・エピソードⅢ シスの復讐』である。
先々行も昔は夜だけだったのに、昼から堂々とやるようになった。
こうなると、本当の公開日は何なの?という感じだ。
私は14時からの回を観たが、行ったTOHOシネマズ・市川コルトンプラザは既にお祭りムード。パンフレットも別に売り出していたし、グッズ類もほぼ全種揃っていた。
これまでの作品のパンフレットの合冊本=3900円也。
当然買わない。全部持ってるし。(自慢にもならんけど)

いつに無くソワソワして開映を待つ。
『STAR WARS』の文字が飛んで行く瞬間、不覚にも目頭が熱くなる。
そう。これで終わりなんだ・・・・鹿児島でなっちの娘。最後の姿を見る前に味わった気持ちだった。また一つの青春が終わるんだ。
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開巻からいきなりの大宇宙戦。最近、カメラワークが早すぎるのと、
あまりにヴァーチャルに動くので、目がついていけない。
この部分は次回にゆっくり楽しむとしよう。
これぞ『スターウォーズ』なんだから。

ストーリーは当然、アナキンがダースベイダーになるまでが丁寧に描かれる。28年前に、オビ=ワン・ケノービがルークに語って聞かせた前史は、エピソードⅠからⅢまで、地球時間にして6年の歳月をかけて語られてきた。それもこれで終わる。
きっちり落とし前をつけて、エピソードⅣの頭の部分へとバトンを渡すこと・・・・それがこの作品の役目と言っても、過言ではない。
(つづく)
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昨日の続きで???

気まぐれと言えば・・・20050623215806s.jpg

後藤真希 | コメント:6 | トラックバック:1 |

『エレクトラ』

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『デアデビル』のスピンオフって言われても、我が日本では『デアデビル』自体が全く知名度も人気もない。私自身、そのストーリーもエレクトラの最期も全く記憶していない。

それに何とも公開の規模が小さい。考えた末、久々に六本木ヒルズに行ってみることにした。初めて「アート・スクリーン」なるところで観た。まあ、スクリーンは小さいが落ち着いた会場だった。
どうせ人気ないだろうと思っていたが、10名前後は入っていた。いつもと同じく、最後列でゆったり観ようと思っていたら、開映直前、目の前に大きな外人が2人座った。しかも、落ち着きなくポップコーンを食べていて、最高に邪魔だった。これが六本木の六本木たるところだ。

前置きが長くなったが、作品は面白かった。
ジェニファー・ガーナー、表情が硬いが、「魂をなくした女戦士」という設定だから、仕方ないか。
よくトレーニングしていて感心。ファイトシーンは、妖術=SFXを利用したりしているものの、リアル感と迫力は本物の肉体には敵わない。立ち回りの華麗さは、ヒーロー(?)が女性だからこそのものだ。

全体に妙なオリエンタリズムというか、和風な雰囲気が漂っている。エレクトラ側の集まりが「キマグレ」というのは、「気まぐれ」から音だけ取っているんだろうか?
敵の親玉のローシ=『老師』だろうし、衣装に「空・水・地」とか「暴力」とか書いてあったり、下っ端は思いきり忍者だったり・・・。未だに西洋にとっての日本の存在価値はこんなもんなんだろう。

ボブちゃんは意外とあっさり死んでしまって残念。敵のリーダー=キリギを演じるウィル・ユン・リーは、キムタクと中居を合わせたようないい男。キムタクも『2046』なんて、愚にも付かない作品じゃなく、こういうストレートな娯楽作に出れば、本当の国際俳優になれたのにね。
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観てしまった・・・『戦国自衛隊1549』

(これから、思いきりコキ下ろします。この映画を楽しめた方は読むのをやめてください。)
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いやぁ、予想通りというか、予想以上にしょうもなくて、突っ込み所満載の『超駄作』だった。予告編が一番面白い作品って結構ある。

オリジナルを超えなければ、リメイクを造る意味はないと、前々から思っているのだが・・・
前作の公開から四半世紀も経っているのに、「技術が進歩して迫力が増した」とかいうのが全くないのが不思議だ。
いやむしろ悪くなっている。
このスケール感の無さは何だ?確かオリジナルは戦車の実弾の使用許可が下りずに、海外で撮影したと記憶している。
それが、今回は下手に自衛隊が協力したもんだから、富士の裾野で、こじんまりと小競り合いをするだけになっている。

そもそも半村良のオリジナルは、「もしも・・・したら」というSFの王道で、予期せぬ出来事に巻き込まれた現代人が、いかに対処していくかというところに面白さがあった。歴史に翻弄された千葉ちゃんが「俺は織田信長だ!」というシーンは、『猿の惑星』の自由の女神のシーンに匹敵(?)するシーンだった。

それが、今回のように安易にタイムスリップが出来てしまっては、緊張感も何もない。残り時間は何度も表示されるものの、特に急ぐようでもなく、緊迫した空気が伝わってこない。
タイムスリップは、全然科学で説明できなくてもいいのであるが、鈴木京香の取ってつけたようなセリフは、観るものをファンタジーへと導けずシラケた。

大体において、富士の裾野なんてのはロケ地としては最も安上がりで、そこにセットを作ったとしても自然の雄大さに邪魔されて、全く大きさが感じられない。本当にこの映画、製作費15億円もかかっているのだろうか?

オリジナルで一個小隊がスリップしたんだから、今回はさらに2つの部隊で・・・っていう発想がダメ。戦国時代を舞台にして、自衛隊の装備同士が戦っても、面白いわけがない。槍・刀・弓vs近代兵器の構図こそが見せ場であるべきなのがわからないのだろうか?
大丈夫か?福井晴敏。
こいつは、何かしら日本に不満を持って、過激な方法で国を変えようとする暴徒しか描けない。

そもそも460年前の人間が何を考えているかなんて、わからないのではないか。オリジナルで、薬師丸ひろ子演じる『少年』に油断したところを、槍で刺し抜かれ、「せ・・・戦国時代・・・」という名セリフを残したゴリさんこと竜雷太が印象に残る。この時代は甘くはないのだ。北村一輝も伊武雅刀も熱演なのだが、こんなに現代っぽい戦国武将はいるわけがない。「未来とは人の世の望み」とか言うか?普通。
それがメッセージなら、うすっぺらい作品だね、ホント。

あ、そうそう濃姫役の綾瀬はるかって、全くダメ。姫の気品の欠片もない。現代っ子が学芸会やってる感じ。




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ひさびさのアクション快作!『サハラ』

ダークピット・シリーズ始動!20050618084038s.jpg
そう聞いた時、私の頭の中に『レイズ・ザ・タイタニック』(1980)がすぐに思い浮かんだ。原作者が出来上がりに、激怒したとか、科学的考証が全く無いとか、不評だったみたいだが、私は大好きな映画なので。
タイタニックが浮上するシーンだけでも一見の価値があるが、実はまだ冷戦下の米ソ(古!)の情報戦の一端も描かれていた。
その中で活躍していたのが、ダーク・ピットだった。
原作が売れているらしいことは知っていたが、読書好きや原作者がどう思おうが知ったことではない。シリーズ始動ということは、ジェームズ・ボンド、インディ・ジョーンズ、ジャック・ライアンなどと同じように、世界を又に駆けるアクション・ヒーローがスクリーンに帰ってくるということだ。単純に喜ばしいことだ。

序盤はちょっとダレたかな?NUMAの内部をカメラが舐め、それまでの活動をチラっと見せる。勿論、「タイタニック引き揚げ」も入っている。
そこからヒーロー登場まで、何かダラダラしていた。
あと、音楽がちょっとね、イマイチ。

ところが、ニジェール川でのボート・チェイスから一転。
爽快なアクション大作の顔を現していく。
列車の屋根に飛び乗り、飛行機でウインド・サーフィンをして、007みたいに敵の要塞で戦い、最後はヘリとの一騎打ち・・・
何にもない砂漠ながら、バリエーションのある見せ場を用意して飽きさせない。

マシュー・マコノヒー演じるダーク・ピットも頑張っていたが、何といっても相棒のアルを演じるスティーブ・ザーンが白眉!
ヒーロー物というより『バディ・ムービー』ではないかと思わせるくらいに活躍する。普通は引き立て役で、途中で殺されたりもするのが相棒=バディなんだが、このアルはめっぽう強いし、実際地球を救ったのは彼だったりする。

ともかく、B級の匂いを漂わせながらも、ノーテンキにアクションを繰り広げてくれるシリーズができたことに、素直に乾杯。

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『ホステージ』

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(使い古されたネタかもしれないが・・・)
『フラッシュダンス』の主演女優はジェニファー・ビールスだが、本作の主演はブルース・ウィルスではなく、ウィリスである。(フジテレビの太いアナは今でも間違っている。)

余談はさておき・・・全体的に頑張っているのに今一歩何かが足りない作品だった。「5分先が読めない」というのを売りにしている。なるほど読めないのは事実だが、後半あれよあれよという間もなく、話はグズグズで進んでしまい、まとまりのない印象になってしまった。『スズメバチ』の監督?『ダイハード2』の脚本家?・・・・なるほどね。
『ダイハード2』はそれなりに金をかけてるので、『ダイハード』より面白いという向きも多いが、私は全くダメだった。『ダイハード』のように、伏線を張り巡らしながら、ラストのカタルシスへと向かう脚本は、そうそう出来るものではない。

本作も2つの事件を上手に絡めてはいる。しかし、終盤になると三つ巴のグチャグチャな銃撃戦となり、結果は犯人だけが全滅。いささか、「ご都合主義」と言わざるを得ない。

オープニング・タイトルや、ブルースの演技はよかったっす。


映画 | コメント:2 | トラックバック:7 |

メロン記念日DVD

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2005年2月19日=メロン記念日デビュー5周年記念日。
わずか4ヶ月前のことなのに、あの時間がいかに幸せだったか。
観たいものが観れた。あたり前のことだけど・・・・『松ハロ』や『なっちイベ』が駄作であるのは、私にとっては隠しきれない事実だし、ごっちんのライブがない以上、それ相応のパフォーマンスじゃなきゃ、空腹を満たせない。

映画と同じで、2005年に入ってから、本当に熱くなれたライブは数少ないが、2月のなっちレビュー、メロン・レビューは、まっつーの春コンと合わせて、今年のベスト・アクトに入ることだろう。

最近、我ながら元気が無い。そこに活力を与えてくれるのが、生ライブでなく、DVDであるのは皮肉以外何ものでもない。


ハロー卒業生 | コメント:2 | トラックバック:0 |

エピソードⅡ・おきゅうとの逆襲

キッズの中で、ベリを除く7人を遊ばせておくわけにもいかないということで、出来たユニットが『℃-ute』(キュート)。
仕方なく紹介を任された保田圭さんによれば、キュートではなく、→キュートと平坦に読むそうだ。

はい、ここで九州の皆さんお元気ですか?
れいなさん、さゆみさん(ちょっと違うけど)も、『きゅうと』と聞いたら、アレ思い出しますよね?
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そう。アレです、アレ。メインの食事の前に出てくる、あのおいしくない食べ物。
でも一部のオッサンは好きなんですよね。あのすっぱさが好きなんですかね?
でも、この『おきゅうと』。本来は「ゴマだれとともに」食べるんですよね。・・・・何だろう、嫌な悪寒が・・・

ハロプロエッグと仲間 | コメント:0 | トラックバック:0 |

安倍なつみ・歌とトークのふれあいコンサート(ネタばれONLY)

(例によって伊勢原に行かれる方は見ないでくださいね。)
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なっちのソロライブ、ミュージカル、レビュー
・・・今まで期待を裏切られたことはない。
それはそれは暖かな空間で、最初から最後まで頬の肉が緩みっぱなし。笑顔をばら撒く彼女によって、こっちまで笑顔になれるのだ。極端なことを言えば、歌がなくてもMCが聞ければいいとまで思っていた。
そんななっちが、敢えて『歌とトークの~』と題したツアーを行う
・・・・期待するなと言う方が無理な話だ。

木更津は遠かった。先週の結城ほど移動距離はないものの、駅から会場が遠すぎる。結城の立派な会場に比べ、正直古くて狭い。
その狭い入り口にグッズの長蛇の列が出来ていた。公式ページには、グッズの写真が掲載されていなかったので、握手会の時のような写真程度かと思ったら甘かった。相変わらず、ウファ商法は「限定」「限定」の嵐で、裕に10Kを超えてしまった。
・・・この時初めて、キッズの7人が参加することを知って、悪寒が走った。

予感=悪寒は的中した。
開巻からガキ7人が『ハイサイおじさん』(知るか!)を披露。
俺はなっちを観に来たのだ!ガキのお遊戯を金を払って見に来たのでは、断じてないっ!!
当然のことながら、微動だにせず「タイガー!」を決め込んだ。

あーあ、こんな始まり方ってあるかよ。なっちに会える期待にドキドキしていた自分が哀れで・・・(涙)
それでもなっちが登場すると、場は絞まり、そんな憂さはすっ飛んでいった。

その後着席を促され、ガキが寸劇を始めた。
未来の地球が危機だ・・・それってあの娘。史上最低のミュージカル『熱っちぃ地球を冷ますんだっ!」と同じじゃん。
・・・そう言えば、今回のサブタイトルにもそんな文言があったな・・・悪寒・その2。
保田おばあちゃんが登場するに至り、これは大きな会場で行う『生ハロモニ。劇場』だと、自分に言聞かせた。

そこに眼鏡をかけた安倍博士が登場。地球温暖化に対していろいろ講釈をするのだが、そこがなっちのなっちたるところ。カミカミで、さらにページを飛ばしたり、保田おばあちゃんや会場からの突っ込みを受けまくっていた。それでも、必死にメッセージを伝えようとするなっちに感動した。

次になっち・ケメとキッズの3人で、『コント娘。』というユニットを結成。(爆)ここまで来ると、「もういいや」と諦めの境地で、逆に楽しんでいる自分がいた。正直、最後のオチは寒かったりするのだが、5人の役割がしっかり考えられていて、私は結構笑えた。
「このコントで地球を冷ますんだ」という意気込みも感じられた。(禿違)
(でも「この中に一人」は、嘉門達夫のネタだぞ。ちゃんと許可を得たのかウファ!!)
チケット代が表していたように、もうこれはいつものなっちライブとは別物として楽しむべきものだ、と悟った。

この後、ライブ内(?)としては、おとめコン以来の会場プレゼント抽選会が行われる。座席番号でサイン入りポスター、Tシャツ、寄せ書きサインという3種が当たり、当選者は壇上でなっちと握手もできる。羨ましかったが、この手のイベントで当選したことは皆無に等しいので、余り過剰に興奮せず見守っていた。
「27列20番台」が選ばれた時点で、機材で一部席が存在せず該当者が1名となった。「やった!」と興奮するヲタ。ところが、最後の一桁を引いてそれが機材席となったら、「該当者なし」としてやり直し。(笑)このヲタに同情。
そうかと思えば、6と9を間違えて、天国と地獄を逆転させてみたり。
なっち&ケメのコンビは、独自のテンポで客席を翻弄しまくり。
それでも「本当にふれあいだねぇ。いや~嬉しいなぁ。」となっちスマイルをばらまく、罪な安倍さんだった。
最後は全列共通の席番号に、会場限定トレカをプレゼント。確率は40分の1より高いのに、これも当たらず。

本当の最後の最後は、飽き飽きした『でっかい宇宙~』ではなく、『愛あら』だった。これは良かった。

途中、開き直ってからは素直に楽しめた。本当のなっちトークはまた次の機会にお預けということで・・・・

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ハロー卒業生 | コメント:0 | トラックバック:0 |

今さらながら・・・・

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4日・土曜日、茨城県結城に行き、あやや・W・メロン記念日を観てきた。草加に比べて会場は素晴らしく、通路前の良席ということもあって楽しめた。
昼の部が終わり、夜の部のチケがない私は、お仲間の参戦が終わるのを外で待っていた。郊外らしく、外食店が点在し、晩飯には困らなかった。お仲間と合流後、松戸のスーパー銭湯『湯楽の里』で一風呂浴びて帰った。

5日・日曜日。新宿のフルーツ・パーラー高野で、イタリアン&フルーツのバイキング。(写真)
おばさんパワーが凄かった。(人のことは言えないが・・・)
次にゲーセンに移動し、クイズゲーム大会。段々レベルが上がって難しかった。(芸能問題の1問目が「ごとうまき」って・・・)

品川へ移動。
エプソン・アクア・スタジアムを狙ったが、30分待ちということで断念。(骨がないこと!)
ボーリングを3ゲーム、ワニワニ・パニック、プリクラをやる。
最近のプリクラって、色々な落書きやデコレーションを制限時間内にやらなきゃならない。妙なところでスリルが味わえる。

久々にメルシャンIMAXシアターで『T-REX』という、ドキュメンタリーみたいな、恐竜映画みたいな、3D映画を観た。1998年製作だか、なかなか凝ったVFXもあって楽しめた。

今週、今まで会議やらで忙しくて、やっと書けた。
そして・・・またまた次の週末がやってくる・・・・

多忙が好き! | コメント:5 | トラックバック:0 |

残念!一発ギャグ映画

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予告編で期待しまくっていた、『フォーガットン』を観た。
上映時間92分・・・・・・私の計測ではわずか90分・・・・短くていいけど、
こりゃ詳細を描きこむ時間はないわなぁ。
予告編で、プロットはほとんど見えてしまっている。
あとは、最後の大オチ=一発ギャグにどれだけインパクトがあるか・・・にかかっている。「ラストを話すと記憶を失う」とまで、言ってるからには凄いエンディングを用意しているんだろう。

序盤・・・全く予告編通りに事が運ぶ。
なかなかテンポも速く、いい感じだ。
途中で主演のジュリアン・ムーアが、「こんなことが出来るのは・・・」と
既に自らネタ暴露状態。・・・ということは、もっと意外な展開があるのか?
・・・期待したのが間違いだった。ラストまでそのままだった。
あくまで『They』とだけしか言わず、思わせぶりにしているのに、
相手は明らかに異星人で、それ以上でもそれ以下でもなかった。

そう思うと、あの良く出来た(と思えた)予告編も大失敗だといえる。
『ドリーム・キャッチャー』のように、予告編だけではどんなジャンルか全く読めず、蓋を開けたら「ワッチャー!」の方が、どんなに楽しいか。

本作のプロットを知って、まず思い浮かべたのは「ウルトラセブン」第47話・『あなたはだあれ?』(脚本・上原正三)である。
「ウルトラシリーズ?」と馬鹿にすることなかれ。
そりゃ子供番組であることは否定しないが、侵略SFとしてはハリウッドが足元に及ばない独創性とバリエーションを持っているのだ。
故・小林昭二が演じる一般的なサラリーマンが、ある日酔って自宅のマンモス団地(死語?)に帰宅すると、妻も子供も自分を覚えていない。近所の主婦も警官も「あなたはだあれ?」という状態。
身近な人が自分を覚えていない。・・・ということは、俺は誰なんだ?
自分のアイデンティティが崩れていく。怖いことだ。
・・・・実は侵略宇宙人・フック星人が、巨大団地ごと入れ替わって、侵略の拠点にしようとしていた・・・というお話。
1968年に描かれた「世にも奇妙な」SFである。
(『ダークシティ』もこれのパクりか?)
同じような団地で、棟を間違えて全く他人の部屋に行ってしまうという、実際にある出来事も皮肉っていた。

話を映画本編に戻す。この映画の大オチであるべきラスト。
「親切な男」ことライナス・ローチは言う。
「お前は息子を忘れなかった。なぜだ?私にも時間がない。」
結局、この「実行犯」の宇宙人は、ジュリアン・ムーアの母性愛に負け、「もう少し時間をくれ!」と言いながら、「処分」される。

ここは「ウルトラQ」第16話・『ガラモンの逆襲』(脚本・金城哲夫)のラストを彷彿とさせる。
後に「セミ人間」を称される遊星人は、侵略生物兵器であるガラモンを操る電子頭脳を盗み出す。人間に変身し、最後までほとんど会話することなく、任務を遂行する怪人。
結局、ガラモンを操る電波は遮断され、侵略は失敗。
湖から現れた宇宙船からの光線によって、この遊星人は処刑される。
万城目「奴は任務に失敗したんだ。」
由利子「悪魔のような宇宙人・・・」
一平「くそぉ、あんな奴等に地球を侵略されてたまるか!」

一平の力強いメッセージで終わるものの、圧倒的な科学力を誇る宇宙人の前に、我々地球人はなす術もない。
『フォーガットン』の宇宙人も、親子の絆を調べる「実験」をし、
それを一生懸命実行した「親切な男」は、時間を守れなかっただけで、処分されてしまう。
さらに、ジュリアン・ムーア扮するテリーに「君には負けたよ」とばかりに、子供と過去を返してくれるのだ。

宇宙人の考えることはわからない。
大オチが意味不明・・・サスペンスとしては大失敗だ。
「思いつき」だけで作ってしまったのか?
強烈な一発ギャグを見せて欲しかった。
もっと頑張れよ!SF界の先人が泣くぞ!!forgatten2.jpg


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『炎のメモリアル』

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『Ladder 49』=49はしご隊・・・冒頭から、主人公=ジャックが危機に陥り、朦朧とする意識の中で過去の出来事を振り返っていく。これまでの楽しかった出来事、数々の危機的状況で生き延びてきたこと。彼の脳裏を走馬灯のように駆け巡る過去・・・これが暗示するのは彼の『死』である。
本来、私はこのような造りの映画を好まない。今が危機なら、それまでの描写も、主人公の記憶の中でしかない。どんなに笑っても泣いても、『死』は迫っている。普通は落ち着いて見ていられない。
ただ、本作はその回想シーンがそれほど断片的でない為、過去の出来事に入り込むことが出来、時々、それが過去であることさえ忘れていた。それだけ丁寧に造られている。

ただひたすら、ドキュメンタリーに近い形で消防士たちを追っていく映画は、今までありそうでなかった。
登場人物もほとんどが気のいい奴等で、爽やか。途中、何人かの犠牲者は出るが、陰惨にならず楽しめた。

それでも、現在のジャックは相変わらずの苦境で、ついには『死』を選択せざるを得なくなる。ここの進行が早すぎて、「おい!もう諦めるのかよ!」と思った。そこはもっと引っ張ってもよかった。
命を救うために命を賭ける人たち・・・こんなアメリカの良心で出来た作品があってもいいと思った。
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一つだけ。ホアキン・フェニックス、主役を張るには太りすぎ!
もっとトレーニングしましょう。
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『キングダム・オブ・ヘブン』・・・ま、こんなもんでしょ

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『トロイ』、『キング・アーサー』、『アレキサンダー』・・・そして本作。
長ったらしいコスチューム時代劇は、もう沢山。
(結局、全部観ているのがまた・・・)ま、いっか1000円だし。

結果・・・やっぱりなーといった感じ。引き込まれないんだよな。
前述の3作の世界には、それぞれの浪漫を感じたし、『アレキサンダー』を除く2作は、ヒーローも魅力的だった。それなりにスペクタクルな見せ場もあった。
本作も戦闘シーンにお金はかけているし、独特の世界観は持っているが、主人公が弱く、大義の為に戦っているようなことを言いながら、説得力に欠ける。
だって、最初から主人公が屁理屈をこねずに、エルサレム王になっていれば、多くの犠牲者を出さずに済んだのだ。
これを描くことに何の意味があるんだろうか?段々、腹が立ってきた。

場所が場所だけに、ずっと砂にまみれた画像は見にくくて、時代が時代だけに、登場人物の顔やコチュームは汚い。
もし、オーランド・ブルームのファンが観たとしても、高貴で上品なレゴラスのイメチェンなんか望んではいないだろう。
もともと骨太というよりは、華奢なおぼっちゃんタイプで、武闘派にはほど遠い。役者のスケール的にはまだまだだと思う。
本作を『超大作』と呼ぶなら、それを支えるには荷が重かったと言わざるを得まい。

脇を支えるべきクワイ・ガン=ジンことリーアム・ニーソンは、すぐに死んでしまうし、サイモンことジェレミー・アイアンズも見せ場ゼロ。
何を作ってんだ?リドリー・スコット。

エンディング後、テロップが出る。
「1000年を経た現在も、エルサレムが『天国の王国』となることはない。」と。
なるほど、これが言いたかったのか。その為に十字軍を引き合いに出し、昔からの無益な戦いを描くとは!

別の宗教の聖地がたまたま一致してしまった為に、ずっと争奪戦は続けられている。信教が強ければ強いほど、そこへの執着も強いのだろう。私にはわからない。
人を動かすのも、人を殺すのも人間である。残念だが、大義の為の戦いと銘打っても、そこに死体の山はできる。
歴史が矛盾を生んでしまった以上、この戦いは避けられないのだろうか?
バリアンにさらっと言わせている。
「それを許さないなら、そんな神はいらない。」実際の彼が、このセリフを言ったとは思えない。
製作者側は彼の戦いを通じ、神を信じることによって、人が争ってしまう矛盾を描きたかったのではないだろうか?

超大作スペクタクル映画としての『華』に欠けるのは、動かしようもない事実だが。

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極上のサスペンス(例によってネタバレあり)

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観てからすぐに書けなかったが、『ザ・インタープリター』を観た。
ショーン・ペンとニコール・キッドマンの演技合戦、J・N・ハワードの音楽とともに持続する緊張感。練られた脚本とテーマ性はさすが職人=シドニー・ポラックだと唸らされた。

ニコール・キッドマン扮するヒロインのシルヴィアは、表向きこそ通訳=文民であり、暗殺計画の通報者でありながら、自身が暗殺対象者に恨みを持つような過去がある。さらに命も狙われる。
被害者であり、容疑者でもある微妙なスタンスが面白い。ポリティカル・サスペンスの中で、ヒロインは華を添えるくらいの役が多いが、今回はまぎれもなく本筋に関わり、謎を引っ張っていくのは彼女だ。この謎解きはラストまで持続する。
初の国際連合本部でのロケも素晴らしい。

それでもあえて言う。
この映画の最大のクライマックスはラストではない。
中盤のバスのシーン。シルヴィア、今回の暗殺のターゲットの政敵=クマン・クマン、実行犯のジャン・ガンバ・・・・この3名が導かれるように同じバスに乗り合わせてしまうのだ。
しかもシルヴィアにも、ジャン・ガンバにも、それぞれシークレット・サービスの尾行が付いている。SSの二人が、別々のスタートラインから同じバスに乗ってしまい、大慌てとなる。
残念ながら、ショーン・ペン演じるケラーは、無線で指揮を執る立場なので、この報告を聞いて叫ぶ。「一体、どうなっているんだ!?」あり得ないことが起こっているのだ。

シルヴィアは危険を顧みず、あえて政敵のクマン・クマンに直談判し、「君は勇気がある。」とまで言わしめる。今回の犯人は少なくともこの男ではないな・・・と我々も安心し、シルヴィアがバスを降りた直後、このバスは大爆発を起こす。ブルックリンの真中で。
この瞬間、思わず「わっちゃー・・・」という声が出てしまった。3すくみのサスペンス、SSの動き、結果どうなると思い切りハラハラして見守っていたら・・・最悪の修羅場で帰結してしまった。
テロの描写は見ていて辛いものの、ここまでやるかの大スペクタクル。
しかも、政敵=クマン・クマンと憎めないSSの若者は、一瞬で命を落とす。
このシーンを、ラストに持ってきてもいいくらい、見ごたえあった。

正直、この後はどうでもよくなってしまう。
ケラーは部下を失った悲しみから、シルヴィアに泣きながら詰め寄る。そのシルヴィアも、惨劇を目の前にし、あわやというところで命拾いしたショック状態。そんな二人の感情の高ぶりが頂点に達し、惹かれ合う・・・・って、いいのかよ!
シルヴィアは実は女戦死なので、人の生死は嫌というほど経験しているのかもしれない。でも・・・君のせいで大勢の人が死んでるわけよ。わかる?
ハリウッド映画ではよくあることだ。映画の中とはいえ、これだけ大事件を起こしたのなら、その落とし前はきっちりして欲しい。ここで私のこの映画への思いは、一気にトーンダウンした。

暗殺が大統領側の自作自演であったという結末も、「ふーん」くらいにしか思わなかったし、ラスト近くで突然シルヴィアがいなくなるのが、実行への布石であるのも、完全に見えてしまった。

さらにエンディング。大量虐殺を招いた大統領は、国連の法廷で有罪の判決。それまで、散々潜り抜けてきたのに、暗殺を自演しただけでなぜ?
もっとひどいのは、悪人(?)とはいえ国家元首の頭に銃を突きつけたシルヴィアが、本国への送還だけって・・・
(まあ、『ペリカン文書』のジュリア・ロバーツも、強引に正当防衛だったが。)

ラストは残念だったが、バスのシーンは、『アンタッチャブル』のシカゴ駅のシーンに匹敵する、映画史に残る名シーンになったと思う。





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