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『ポセイドン』(ネタばれ)

poseidon2.jpg
最近、平日にあまり映画を観に行けない為、土日に3~4本鑑賞している。当然、感想も追いついていない。
そんな中、2週連続でTOHOシネマズ六本木ヒルズで鑑賞をした。
“4KPURE CINEMA”というデジタル映像を求めて。
22時・開映前に「ダ・ヴィンチ・コード展」に行った。
30分で駆け足で観たのがもったいないくらい、濃厚な内容だった。
出来れば、前週の鑑賞後ゆっくり時間をかけて回りたかった。

さて本題だが、98分という短い尺の中、ハラハラドキドキの連続で、
最近の映画の中では満足いく出来だった。poseidon1.jpg
開巻後、ほぼ唐突に、波に飲まれて船が転覆してしまう。
しかも波の発生理由は何も説明がない。
クライマックスに行くまでの説明に、1時間もかけるピータージャクソンに見習って欲しい。
見せ場もほどよく散りばめて、飽きさせない。
ただ、やはり時間に制限がある分、登場人物の描写は不足。

もともとオリジナルの『ポセイドン・アドベンチャー』を始めとする
70年代のパニック映画は、「グランドホテル」形式の
オールスター映画としての豪華さがあった。
その意味では、今回のメンバーは若干弱い。
ジョシュ・ルーカスはまだまだだし、カート・ラッセルはどうもB級の香りが漂う。華のある女優もいない。

フジテレビ・笠井アナによれば
『LIMIT OF LOVE~海猿』『日本沈没』と合わせて、
2006年の「3大沈没映画」と呼ぶのだそうだ。
『日本沈没』は別として、本作が『海猿』と明らかに違う点は、よくも悪くもアメリカ映画だということ。

実際のパニックが起きれば、他人のことなど構っていられないのがリアルなのだとわかってはいても、自分が助かる為に人を蹴落とすシーンは、やはり後味が悪い。
しかもその後、自責の念に駆られることもなく、ケロッとしている。
『タワーリング・インフェルノ』でも、駆け出した女のせいで、
折角救助に来たヘリコプターが墜落してしまう。
女は別に責められることもなかった。
一方で、火災の原因を作っておきながら、自分だけ先に助かろうとした
リチャード・チェンバレンの運命は、悲惨な結果に終る。
本作『ポセイドン』のケビン・ディロンはこの役に重なる。
悪人(?)に対しては、「因果応報」「自業自得」なのだが・・・・
アメリカ人のモラルはようわからん!poseidon3.jpg

ヒロインもそうだ。父が犠牲になったのに、恋人が助かると
それを忘れたかのように、喜んで終る。
これは『アルマゲドン』のリブ・タイラーを思い出させる。
さっき泣いてたアンタは、どこ行った?・・・という感じ。
これが、感情を大切にする日本映画や韓国映画と違う点で、
何ともアメリカ映画らしい。
ここは過剰だと湿っぽくなるし、微妙なサジ加減が難しいのだが。

まあ、グランドホテル形式だけに、アメリカ産パニック映画には
①自己犠牲的な主人公
②エゴが強い悪人
③助かりたいだけのその他大勢
④テキトーなヒロイン
というタイプがいて、①だけがヒーローだということだ。

何だか、不満を中心に書いてしまったが、この映画がCGの使い方を
間違えず、98分でありながら大作として成功している点も含め、
何より一回も時計を見ることなく、最後まで楽しめたことが嬉しい。
映画が娯楽であることを忘れかけているハリウッドに
リメイクをきっかけに、70年代の熱さを思い出してもらうのもいいことだ。
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