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私は貝になりたい・その2

2月に引き続き、エキストラ参加。
今回は事前に兵隊役と知らされていたので、前日に髪を切った。
前回のK君と同じく、O係長が興味を示して同時参加。心強い。

渋谷駅6:00集合ながら、我々は3号車。皆、早い。
若干遅れた感がある。
神奈川某所に到着し、当時の軍隊と同じ扮装になる。
kai080511a.jpg
先の大戦に辛い思い出がある父には、とても見せられない。
物のない中での負け戦を強いられた当時の方の悲壮を感じつつも、
少ない装備で済ませようというアイデアに改めて感心した。
この話が狂おしいほどに辛い話だということは知っている。
大上段に構えるつもりもないが、浮ついた気分で演るつもりもない。

上記のような状態でしばらく待機。
いつまでも指示がないので、自ら装備装着を申し出る。
正直、今回の準備スタッフの段取りは、良かったとは言い難い。
実際、我々のバス以降の人で装備なしの人は多かった。
撮影側は多くの“フル装備兵”を必要としていたにもかかわらず・・・だ。
「明確な指示がないから、自ら何とかする。」
・・・どこかの会社のどこかの部署に似ている。
これが本当の戦場なら、仕切りの悪さから命を落とすことにも成りかねない。

雨は止もうとしていた。
それなのにこの扮装の下には、レインコートを着込んだ。
下着の着替えも用意するよう言われたが、
これとて雨中での撮影に備えてのことだと思っていた。

何と当日は雨中も雨中、あえて雨を降らせる撮影になると言う。
これも聞いてなかった。
前半は何ともなかったが、本番時に終始雨を浴びているうちに
体が冷え込み、震えがくるようになった。
本番時にめがねを外し、ポケットに入れるのだが、
そのボタンを外す指が動かなくなった。

この日のメイン・キャストは主演の中居正広氏、滝田ニ等兵役の荒川良々氏、立石上等兵役の六平直政氏。
彼等は我々以上にテイクも多く、人口雨の中、
走る、叫ぶ、殴る、殴られる、泥水に浸かる・・・の熱演である。
特に六平(むさか)さんは、激しい台詞も絶対に噛むことなく全体をリード。さすがの貫禄。 憎まれ役を完璧に演じる。
中居氏も精悍な顔立ちとなり、役者魂を見せる。
良々氏は痛々しいメイクで、その大きな体から悲壮感を漂わせる。

改めて、映画製作は大変な作業であり、役者というのも大変だと実感した。

監督は元ラグビー部のいかつい体格で、
工事現場の現場監督のような風貌。
現場を和ませる雰囲気ではないので、その辺りは六平さんが担当(?)。
時々自分達が本当に兵隊で、この上官に鍛えられているという錯覚に陥る。
過酷な状況の撮影の中、現場全体が妙な連帯感に包まれていた。

我々エキストラの最終カットが終わり、拍手が起こった。
中居氏から「お疲れ様でした!」の一声。
おかげでとても気持ちよく終わることができた。

途中、磔にされている米兵役の俳優に
「手が痛いでしょうから、本番まで縛るのはゆるくしておきましょう。」
と言っていた中居氏の言葉を聞けた。
一つのコミニュケーションの方法ではあるが、好感が持てた。
某作品で共演(?)したKとはえらい違いだ。

六平氏と中居氏は我々が撤収した後も撮影が続いていた。
プロには頭が下がる。
中居氏は意外にも『模倣犯』以来6年ぶりの映画だと聞く。
バラエティのレギュラーが多い彼のスケジュールが取り難いことは
容易に想像できるので、他のメンバーより寡作なのは当然。
本作に彼が全力でぶつかっていることはよくわかる。
間違いなく代表作となるだろう。

テントに引き上げる際、同じく撮了した良々氏が私の後ろを歩いていた。
「大変でしたね。」・・・とか声をかけたものか迷ったが、
言葉が薄っぺらいものになりそうだったので、やめておいた。

参加された方、お疲れ様でした!
(・・・本日も撮影は続けられているのだが。雨降らしはなし。)
kai080511b.jpg

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